校長挨拶 と プロジェクトの主旨

Greetings

水石明彦 第31代校長からのご挨拶
 校庭の硬い土では、転倒の際の擦り傷・切り傷はおろか、脳震とう・骨折・脱臼の心配が常に付きまといます。生徒達には怪我の心配なく全力でスポーツを楽しんで欲しいものです。 人工芝は、怪我防止のほか、近隣への砂塵被害の防止など、数々のメリットがあります。
 現在、地域のサッカー少年たちに校庭を開放していますが、彼らにもより安全で楽しい環境を提供することができます。今以上に子供たちや大人の皆さんに集まっていただき、地域スポーツの拠点として浦和高校が貢献できれば大変すばらしいことです。
 ぜひ、埼玉県立高校初の人工芝グラウンドの実現に皆様のお力をお貸しください。

浦高スポーツ環境等整備応援プロジェクトの主旨

2019年、浦和高校がグラウンドの人工芝化による部活動活性化プランを作成し、埼玉県教育環境整備基金に申請をされました。
浦高スポーツ環境等整備応援プロジェクトは、この主旨に賛同し、プランの実現を応援するために、卒業生有志が任意に立ち上げた組織です。
学校と話し合いを重ね、また、同窓会にも相談をしながら、活動を展開しています。

これまで校庭を芝生化(天然芝・人工芝)した学校からは、生徒の怪我が減った、授業や行事が安心して計画的に行えるようになった、活動量が増加した、サッカーなどの技量が増したといった声が聞こえてきます。
2018年、浦和南高校サッカー部全国選手権出場の背景には、グラウンド人工芝化により充実した練習が行えるようになったことも要因にあると言われています。全国的にみても、ラグビーやサッカーの強豪校の多くが芝生(人工芝)のグラウンドを持ち活動しています。

そこで私たちOB有志は、今回の取組みを始めとした浦和高校のグラウンドの人工芝化などスポーツ施設等の環境改善にむけた取組みを応援し、授業や行事の安全性や部活動のパフォーマンス向上を図るとともに、各部OB会の継続的かつ連携する仕組みづくりに取組みたいと考えました。これにより、ソフト・ハード・ハートの全ての面から現役生の活動の充実を図れるとともに、OBの皆様が様々な面で母校と関係を持ち続ける機会を増やすことができると考えます。

また、この取組みを浦和高校内に閉ざすことなく、スポーツや文化活動を通して、地域住民を中心とした幅広い年代・分野の人々の交流の活性化や健康増進につなげることで、少子高齢化とコミュニティの弱体化といった社会課題の解決に貢献していきたいとも考えています。
私たちは、現役時代に、浦和高校そして、学校の周囲の街の方々に大変お世話になってきました。その恩返しをすることで、より良い学校さらに地域に愛され続ける学校づくりにもつながるものと期待します。
このような取組みは、公立高校では全国的にも珍しいものであり、浦和高校が率先して取組むことで、これまでの活動と同様に、地域と学校、学校と卒業生の新しいあり方を、社会に大きなインパクトをもって発信できることと思います。
以上の取組みを進めるために、私たちは、浦高スポーツ環境等整備応援プロジェクトを発足し、以下のことに取組みます。
 (1)整備のための財源確保のための支援
 (2)プロジェクトの主旨、効果に関する啓発
 (3)浦高スポーツ環境等整備プランの作成